引越しの際、車はどうする?おすすめの売却方法を解説

まいちゃん
引っ越すときに車を持って行くか、手放すか迷っています。
ゆうとさん
税金や駐車場代など維持費の負担が大きいので、都会に引っ越すときは売却した方がいいですね!
この記事では、引越しの際、車をどうするのがよいかを解説します。引越し先に持っていく場合に必要な手続きもご紹介します。

引越しの際、車はどうする?

引越しの際、車はどうすればよいか、選択肢ごとに解説します。

選択肢1 車を引越し先に持っていく

引越し先でも通勤や子どもの送迎で車を使用する場合は、持っていきましょう。公共交通機関が乏しい田舎などに引っ越す場合には、車がある方が便利です。しかし、自動車税や車検代、ガソリン代、駐車場代などのさまざまな費用が発生することも考慮して検討しましょう。

選択肢2 車を売却する

公共交通機関が充実した地域に引っ越す場合は、車を売却するのがおすすめです。売却時にまとまったお金を得られるため、引越し費用に充てられます。また、自動車税や車検代、駐車場代などの維持費も必要なくなり、家計の負担を大きく軽減できるでしょう。

ゆうとさん
「引越し先で車が必要か」をよく考えて検討しましょう。

引越し先に車を持っていく場合の手続き方法

引越し先に車を持っていく場合は、下表のようにさまざまな手続きが必要です。

手続き内容手続き場所
車庫証明の住所変更警察署
運転免許証の住所変更
車検証の住所変更運輸支局
ナンバープレートの変更
自動車保険の住所変更各保険会社の窓口

1つずつ解説していきます。

車庫証明の住所変更

車庫証明とは、車の保管場所が確保できていることを証明する書類です。引越しをして住所が変わった場合、15日以内に手続きを行わなければなりません。

【車庫証明の住所変更に必要な書類】

必要書類・自動車保管場所証明申請書
・保管場所標章交付申請書
・保管場所の所在図や配置図
・保管場所使用承諾証明書
(賃貸で駐車場を借りている場合は、賃貸契約書のコピーも必要)
・手数料
・印鑑
手続き場所引越し先の駐車場の住所を管轄する警察署

【手続きの手順】

  1. 引越し先の駐車場の住所を管轄する警察署に行く
  2. 手数料を支払う
  3. 必要書類を提出する

申請後、3~7日程度で車庫証明が発行されます。

運転免許証の住所変更

引越しをして住所が変わった場合、運転免許証の住所変更も忘れずに行いましょう。具体的な期限は設けられていないものの、後回しにすると本人確認書類として使うときに困るため、引越し後14日以内を目安に速やかに手続きしましょう。

【運転免許証の住所変更に必要な書類】

必要書類・運転免許証
・新住所が証明できるもの(住民票・マイナンバーカードなど)
・申請写真1枚(都道府県をまたぐ場合、必要になるケースあり)
・印鑑
手続き場所引越し先の住所を管轄する警察署または免許センター・免許試験場

【手続きの手順】

  1. 警察署または免許センターや免許試験場に行く
  2. 必要書類を提出する

警察署で手続きする場合、10分程度で完了します。免許センターや免許試験場は混んでいる場合、1時間程度かかる可能性もあるので時間に余裕を持って行きましょう。

車検証の住所変更

車検証の住所変更は、引越しから15日以内に手続きしなければなりません。手続き期限は法律で定められているため、怠った場合は罰金が科せられます。また、自動車税の納付書が届かない、自賠責保険が適用されないなどのデメリットもあるため、速やかに手続きしましょう。

【車検証の住所変更に必要な書類】

必要書類・車検証
・車庫証明
・新住所が証明できるもの(住民票など)
・手数料
・印鑑
手続き場所引越し先の住所を管轄する運輸支局

【手続きの手順】

  1. 引越し先の住所を管轄する運輸支局に行く
  2. 手数料を支払う
  3. 必要書類を提出する
  4. 新しい車検証を受け取る
  5. 自動車税事務所で、自動車税申告書を提出する

車検証を受け取ったあとは、隣接している自動車税事務所で自動車税申告書を提出しましょう。この手続きをすることで、自動車税の納付書が新住所に届くようになります。

ナンバープレートの変更

引越しによって、管轄の運輸支局が変更となった場合は、ナンバープレートの変更が必要です。管轄する運輸支局の変更がない場合は、ナンバープレートの変更は必要ありません。ナンバープレートの地名と居住地の運輸支局の管轄エリアを確認しましょう。管轄エリアは国土交通省のサイトから手軽に確認できます。

【ナンバープレートの変更に必要な書類】

事前に準備する書類・車検証
・車庫証明書
・住民票(発行から3ヶ月以内のもの)
・委任状(代理人に手続きしてもらう場合)
当日入手できる書類・申請書
・手数料納付書
・自動車税申告書
手続き場所引越し先の住所を管轄する運輸支局

【手続きの手順】

  1. 引越し先の住所を管轄する運輸支局に行く
  2. 手数料を支払う
  3. 必要書類を提出する
  4. 旧ナンバープレートと新しい車検証を提出する
  5. 新しいナンバープレートを購入し、車に取り付ける

自動車保険の住所変更

自賠責保険や任意自動車保険の住所変更も忘れず行いましょう。自動車保険の住所変更をしないと、更新案内が届かない、補償を受けられないなどのトラブルにつながる可能性があります。引越しをしたら、保険会社に問い合わせて住所変更手続きをしましょう。基本的には、必要書類を郵送することで住所変更手続きが完了します。

車を売却することをおすすめする理由

引越し先で車を使う予定がない場合は、売却するのがおすすめです。車を売却するメリットを2つご紹介します。

維持費の負担がなくなる

車を所有していると、自動車税や車検代、ガソリン代、駐車場代などのさまざまな費用が発生します。これらの費用は年間数十万円にもなるため、車を売却するだけで大幅に節約できます。また、車を売却することで臨時収入を得られるため、金銭面で得をします。

体を動かす機会が増える

車を手放すと、体を動かす機会が自然に増えます。デスクワークで座っている時間が多い人であっても、電車やバスを利用することで歩く機会を作れます。公共交通機関を使わなければならない状況をうまく利用することで、健康維持につながるでしょう。

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